【滞在期間6ヶ月以上〜】渡航前までに準備しておくこと《住民票・保険・銀行》

 

メキシコ渡航を控えた私が行った渡航までの準備をまとめました。
海外プチ移住・海外留学・海外就職など長期で海外生活をする予定のある方の参考になれば嬉しいです。

【筆者Tomomi:今後の予定】
2020.12〜よりメキシコで恋人と同棲開始。
永住ではなくとりあえず1年お試しでメキシコに居住、1年後日本含め別の国へ移住またはメキシコに定住するかを判断する予定。

海外に6ヶ月以上の長期で滞在するが、永住ではない場合・帰国する可能性がある場合、各種手続きにおいて「とりあえずどちらかに決める」という選択の余地が与えられます。

海外永住であれば完全に日本非居住者扱いとなりますが、6ヶ月〜2年ほどであれば日本居住者のまま自身は海外にいる、という扱いになる場合もあります。
なので絶対に海外に将来的にもずっと住み続ける!という状況ではない場合、どちらのほうが自分にとってメリットがあるか?を考えることが大切です。

目次

住民票を抜くか、そのままにしておくか決める

まず住民票を抜く手続きですが、役所で渡航日前までに『転出届』を出せば、手続きは完了です。手続きは転出する日の2週間前から可能です。
長期といっても期間によって転出届を出せるか出せないか区または市によって判断が違うようです。必ず自分の住んでいる地域に確認をし、抜いたほうがいいのかそのままにしたほうがいいのかを決めましょう。

住民票を抜くメリット
①国民健康保険料を払わなくて良い
②国民年金を払わなくて良い(任意で加入可)
③市民税を支払わなくて良い

市民税に関しては、その年1月1日に日本に住所がなければ、その年は市民税を支払う義務は発生しません。
2020年12月31日までに転出→翌年2021年1月1日は日本に住所がない為、2021年の市民税はなし
(※ただし住民税は毎年6月〜5月で年をまたいで納税する為、昨年度分は翌年5月までになるので注意。)

ここでポイントとなってくるのはどのくらい期間滞在するかです。
1年未満であれば海外転出は認めないという地域もあれば、期間に限らず本人が渡航するのであれば受け付ける地域もあるようです。

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ちなみに私の住んでいる市では、特に期間は聞かれず、紙に現在の住所と変更先に渡航先であるメキシコと記入→提出で全てが済み、国外と言えど、市外への引越し手続きと何も変わりませんでした。

医療保険をどうするか決める

続いて医療保険。選択肢としては以下3つかなと思います。
(保険に入らないという選択肢もありますが、それは少々危険なので除外・・)

医療保険に関する選択肢
①住民票を抜かず、国民健康保険に加入し続ける
②日本で海外旅行用保険に申し込む
③現地で保険に入る

①住民票を抜かず、国民健康保険に加入し続ける

先述しましたが住民票を抜くと、国民健康保険に入れなくなります。

海外にいくなら日本の国民健康保険はもう必要ないんじゃないか?とも思いますが、実は海外で治療を受けた際、申請すれば一部の治療費が返ってきます。

また健康保険があれば日本に一時帰国した際に、日本での医療を受けることができます。

▼詳しくは全国保険協会のHPで説明されています
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3120/r138/

もし住民票を抜いてしまえば国民健康保険には加入できないので、日本に帰国する予定があるのであれば住民票を抜かずに国民健康保険に加入し続けるのもひとつかなと思います。

②日本で海外旅行用保険に申し込む

私は海外旅行用保険に加入しました。
現地で医療を受けた場合は医療費が補償されます。

ただし海外旅行用保険はその名の通り”旅行用”なので、1年以上の長期滞在がもうすでに確定している場合は申し込みできない場合があります。また基本的に渡航後の申し込みはできない場合が多いようです。

メリット
①海外での医療を受けても基本的に全額補償される為、もしもの場合でも安心。
②種類によっては、損害や賠償・身内に不幸があった際の一時帰国費用をカバーしてくれる等、医療費以外の補償を受けられるプランもある。

デメリット
①日本に一時帰国した際、日本での医療は全額自分負担
②あくまで海外旅行者向けなので、居住の場合・もしくは居住と判断された場合は申し込めない。

 

私の場合は死亡補償なしの治療・救助費が補償されるプランを1年申し込みました。ちなみに費用は約16万円でした。

現地で保険に入る

これは完全にその渡航先の国や、個人の状況によるのかなと思います。

私の場合スペイン語に自信がないのと、日本の保険のほうが最初は安心かなと思い日本の海外旅行用保険にしましたが、より条件の良い保険が現地にあれば、一番手っ取り早いのかなと思います。

銀行口座・証券口座がどうなるか確認する

非居住者となった場合、解約となる銀行も多いです。
では何をもって非居住者となるのか?というのは銀行によって判断が違うようです。

転出届を提出した時点で非居住者になるんじゃないの?と思ったのですが、各銀行ごとに定義があり、海外にいたとしても非居住者として扱われない場合もあるようです。

ご自身の使っている銀行に直接電話で問合せしてみることをオススメします。

▼参考に私が使っていた銀行の対応例を記載しておきます。
楽天銀行
2年未満の居住であれば、非居住者とはみなされず引き続き取引可能。

ゆうちょ銀行
基本的に解約だが、第三者を代理人とすることで引き続き取引可能。
ただし就労目的ではなく、在留ビザなどを持たない6ヶ月未満の海外居住の場合は手続きなくそのまま取引が可能

三菱UFJ銀行
2年未満であれば非居住者とはみなされず、引き続き取引可能。

楽天証券
1年未満であれば、非居住者とはみなされず引き続き取引可能。

まとめ

◆住民票
→抜くか抜かないか決める
◆医療保険
→どの保険に入るか決める
◆銀行
→自身の口座が渡航後通常に使えるか確認する

実際に自分で準備を進めていて、6ヶ月〜1年の渡航の場合、各種手続きにおいて複数選択肢があるので、どれが1番自分にとって都合が良いのか、自身の状況を踏まえた上での判断が重要だと感じました。
私のように海外渡航を控えている方の、準備の参考になれば嬉しいです。

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