メキシコの死者の日とは?|メキシコシティで死者の日を体験

今回の記事では「メキシコの死者の日ってなに?」「メキシコシティの死者の日はどんな感じ?」そんな疑問にお答えします!

メキシコの死者の日についてと、死者の日を楽しむポイントを徹底解説!

目次

メキシコ最大の祭典『死者の日』とは?

メキシコ最大の祭典『死者の日(Día de muertos)』

メキシコでは毎年11月1日・2日は死者の魂がこの世に戻ってくる日とされ、祭壇や墓地を華やかに飾り付け、死者の魂を盛大に迎えます。

近年ではディズニー映画リメンバー・ミーで一気に注目を浴び、いまや世界的にも有名なメキシコの伝統行事です。

死者を偲び、そして感謝する日。
日本のお盆と似ていますが、メキシコの死者の日はとにかく華やかで明るい雰囲気なのが特徴。

死者の日期間は街中がオレンジのマリーゴールド色に包まれ、一層華やかになります。

『死者の日』の楽しみポイント3選

そんなメキシコのビッグイベント死者の日を楽しむための3つのポイントをご紹介します。

①死者の日の祭壇オフレンダは必見

死者の日には、死者を迎えるために、祭壇“オフレンダ(Ofrenda)”をとても豪華に飾り付けます。

祭壇の飾りはさまざま。

・故人の好物だった食べ物や飲み物
・故人の写真
・ろうそく
・パペル・ピカード(紙の飾り)
・骸骨の置物

などを、とにかく豪華に飾り付けます。

祭壇オフレンダは家の中や玄関に飾る他に、公園など人の目につく場所にも飾られ、街中でも大きく豪華なオフレンダを見ることができます。

オレンジ色のマリーゴールドは日本語名で『アステカマリーゴールド』という、メキシコ原産のマリーゴールド(英語ではMexican Marigolds)

このアステカマリーゴールドが、死者の世界とこの世をつなぎ、死者の魂を祭壇まで導く役割を果たします。

②死者の日の食べ物を楽しむ

メキシコ人が死者の日の時期に食べるのが”パンデムエルト(pan de muerto)”

1年の中で、死者の日の時期しか食べられない特別なパンです。

ほんのり甘い生地に砂糖がまぶしてあり、表面の飾り(?)は骨を表しているそうです。

王道プレーン味の他にも、オレンジ風味やシナモン風味、抹茶味などいろんな味があり、クリーム入りなんかもよく見かけます。

③死者の日の骸骨メイクを楽しむ

死者の日とハロウィーンが大体同じ時期ということもあってか、街中には仮装をした人がたくさん歩いています。
今年(2021年)私が街を歩いた感じでは、ハロウィーンを意識した仮装の人と死者の日の仮装をしている人が半々くらいでした。

でもせっかくなら”死者の日の骸骨メイク”がおすすめです。

死者の日にはいつにも増して路上にたくさんのお土産屋さんが並ぶのと同時に、死者の日の骸骨メイクをしてくれるお店も並びます。

メニュー表から自分の好きなデザインや色をオーダーが可能。(価格は500円〜600円ほど!)

10分未満ほどの早技で、骸骨メイクを仕上げてくれます。

私もやってもらいました!

「メイクに合わせて、メキシコの伝統的な衣装も着てみたい!」という方は、コヨアカンの市場がおすすめ。

メキシコ伝統刺繍のドレスやブラウスが豊富に揃っており、自分好みのメキシコ衣装を見つけられます♪

メキシコシティの見どころ3選

①死者の日のパレード

メキシコシティの超豪勢な死者の日のパレードは必見!

カラフルな衣装に骸骨のメイクをしたダンサー、マリーゴールドに包まれたフロート、特大フリーダカーロを乗せたフロートなど、とにかく大規模で見応え抜群です。

途中、メキシコの有名歌手なんかも登場していました。(私は誰だか分かりませんでしたが…笑)

このパレード、実はアメリカ映画007 スペクターをきっかけに始まった新しいイベント。

まさにこのシーンのこのパレードを、メキシコシティで生で見ることができます。

パレードのコースはソカロから始まり、レフォルマまで5kmほど。

ただ、とんでもなく混んでおり、開始前から場所取りをしている人多数。
前方で見たい人は、開始前よりも早い時間に行くのがおすすめです。

②レフォルマ地区・ソカロ地区

メキシコシティの中心部ソカロ地区では、たくさんのオフレンダ(祭壇)が設置されており、オフレンダの横ではパフォーマンスも。

楽器を演奏している人がいたり、歌っている人がいたり、踊っている人がいたり。
パフォーマンスの種類も様々でした。

祭壇オフレンダの横で、伝統音楽のパフォーマンス
ダンスも見れました!

この他にも、中心広場にも複数の祭壇(オフレンダ)が設置され、個性豊かで美しいオフレンダを見ることができます。

一方、レフォルマ地区では、たくさんの巨大な骸骨アートが登場したり、アンヘル像の周りがオレンジのマリーゴールドで彩られていたりと、こちらも見どころたくさん。

ペイントされたアーティスティックな骸骨たちがたくさん!

まさに見どころ盛りだくさん、メキシコシティで死者の日を体験するなら外せないスポットです。

③夜のチャプルテペック公園

入り口はこんな感じ。骸骨がたくさん!

死者の日は明るい昼も楽しいですが、夜もとっても楽しいです。

おすすめはチャプルテペック公園のライトアップ

ライトアップされた骸骨アートや、祭壇オフレンダ、そして大量のアステカマリーゴールドをみることができます。

ライトアップされたオブジェやオフレンダの他にも、進んでいくと屋台がたくさん出ており、メキシコ屋台料理の定番”エスキーテ”や、死者の日名物”パンデムエルト”などが食べ歩きできるようになっていました。

他にもソカロ地区やレフォルマ地区もライトアップされており、死者の日の夜は遅くまで楽しめる要素満載です。

メキシコシティで死者の日を楽しむ注意点

①寒暖差が激しい

11月のメキシコシティは朝夜は冷え込み、昼間は日光が強い…という寒暖差が結構あるので、服装には十分注意です。

朝夜は上着を羽織って寒さ対策、昼間は帽子などの日光対策が必要です。

②予約は早めに

映画リメンバー・ミーの効果もあってか、死者の日のにメキシコに訪れる観光客が年々増え続けているようです。
旅行の際はできるだけ早めの予約がおすすめです。

③犯罪に注意

死者の日のメキシコシティはとにかく人が多く、特にソカロ地区などは激混みです。

人混みに紛れてスリなどにあいやすくなるので、荷物はコンパクトに、必要最低限のものだけにしておきましょう。

まとめ:メキシコの死者の日はとっても楽しいお祭り!

メキシコ最大の祭典『死者の日』は、”死=暗いもの・悲しいもの”と捉えるのではなく、明るく楽しく死者に感謝する行事で、とてもメキシコらしくて素敵なお祭りです。

私も実際に今年の死者の日を体験してみて、とっっっても楽しかったので、来年は日本にいる家族や友人もこの時期にメキシコに遊びに来れたらいいなぁと思っています。

メキシコ最大の祭典『死者の日』
一生に一度は訪れる価値ありです!

映画リメンバー・ミーをまだ観たことない方は、ぜひチェックしてみてください。
メキシコ死者の日がもっと楽しくなります!

リメンバー・ミー

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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